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スーパー耐久開幕戦のグループ1は1号車中升 ROOKIE AMGがポール・トゥ・ウイン。AMG対決を制す

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スーパー耐久開幕戦のグループ1は1号車中升 ROOKIE AMGがポール・トゥ・ウイン。AMG対決を制す

 4月21日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEの第1戦グループ1の決勝レースが行われた。4時間レースで争われた今大会は、2グループに分かれて予選および決勝を同日に実施。大会2日目となった21日のレースはST-Xクラスをはじめとする5クラスが出走し、ST-Xクラスの1号車中升 ROOKIE Racingの中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/ジュリアーノ・アレジ/蒲生尚弥/片岡龍也)が総合優勝を飾った。

 今大会は、全9クラスを2グループに分けて実施しており、21日に行われたグループ1にはST-X、ST-Qの3台(28号車、32号車、271号車)、ST-2、ST-3、ST-4クラスが出走した。

【順位結果】2024スーパー耐久第1戦SUGO グループ1決勝

 20日と同様に変則ノックアウト形式で8時から行われた予選では、ST-Xクラスの中升 ROOKIE AMG GT3が最速タイムをマークしポールポジションを獲得。決勝レースのグリッドには、ST-Xクラスの後ろにST-Qの3台が並び、ST-2は225号車KTMS GR YARIS、ST-3は38号車TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS、ST-4クラスは41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDYを先頭に全25台が並んだ。

 13時25分からの4時間レースは青空のもとでクリーンにスタート。序盤はアレジがスタートを担当したポールポジションの1号車中升 ROOKIEと、31号車DENSO LEXUS RC F GT3をかわした23号車TKRI松永建設AMG GT3がトップ争いを展開。1号車はアレジのドライブで首位をキープ。一方元嶋佑弥が乗る23号車は先にピットインを選択する。そんななか、1時間8分が経過したころ、ST-2クラスの16号車岡部自動車Z34が4コーナーでクラッシュ。セーフティカーが導入され、このタイミングで1号車中升 ROOKIEがピットイン。このタイミングの差が勝敗を分けた。

 レース後半、元嶋から中山友貴と繋ぎマージンを築き、アンカーにAドライバーのDAISUKEを起用する作戦を採った23号車TKRI松永建設を、蒲生尚弥が乗る1号車が追いあげ、スプラッシュの給油を行った後オーバーテイク。首位に浮上した前年チャンピオンの1号車中升 ROOKIEがトップチェッカーを受け開幕戦を制した。2位には23号車TKRI松永建設が続き、3位には31号車DENSO LEXUS RC F GT3が入った。

 ST-2クラスは、ポールポジションの225号車KTMSが奥本隼士のドライブでAドライバーハンデキャップを消化しつつも首位をキープする。その後225号車は小林利徠斗、一條拳吾とスティントを繋いだが、最後のピットストップ時、足回りにわずかなトラブルがあり、72号車OHLINS CIVIC NATSに先行を許してしまう。しかし、一條は3コーナーで72号車OHLINSをオーバーテイク。トップに返り咲きクラス優勝を飾った。2位にはST-2クラスのデビューレースとなった72号車OHLINSが続き、3位にはひさびさのシリーズ復帰を果たした名門SPOONが走らせる95号車SPOON リジカラ CIVICが入っている。

 レクサスRC350とニッサン・フェアレディZが争うST-3クラスは、スタートと同時に38号車と15号車岡部自動車Z34が僅差のトップ争いを繰り広げる。1時間8分時点で4番手の16号車岡部自動車Z34がクラッシュしたことで導入されたセーフティカーラン時、15号車岡部自動車はいち早くピットに入るも、ピットレーン出口の赤信号でタイムロスを喫し、タイミングをずらしピットに入った39号車エアバスター WINMAX RC350 TWSが首位に浮上する。

 再開後には、TRACY SPORTS with DELTAの2台が接触してしまい39号車エアバスター WINMAXがハーフスピンするまさかのシーンも。この争いを制しトップに立った38号車TRACYSPORTS with DELTAがリードを守りポール・トゥ・ウインを飾った。39号車エアバスター WINMAXは2位、15号車岡部自動車は3位でチェッカーを受けている。

 ST-4クラスは、ポールの41号車エアバスターWINMAX GR86と2番手の3号車ENDLESS GR86が序盤からハイペースのトップ争いを繰り広げる。しかし、レース中盤に41号車エアバスターWINMAX GR86がコースオフの影響で車両にダメージを負ってしまい戦線離脱となった。単独首位となった3号車ENDLESSにも、ピット作業違反によるドライブスルーペナルティが課せられるが、そのタイムロスを覆し優勝を飾った。2位には5番手スタートから好ペースで周回を重ねてポジションアップした884号車シェイドレーシング GR86が続き、3位には66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RFが入った。

 ST-Qクラスの32号車ORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptは、ST-2クラスの3台に続く総合10位で完走。28号車ORC ROOKIE GR86 CNF conceptは終盤、佐々木栄輔にチェッカーを受けさせるべく、ピットでセット変更を行いながらも総合20位でチェッカーを受け、271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-Rはリタイアとなった。

 いよいよ開幕となった2024年スーパー耐久シリーズ。次戦富士SUPER TEC 24時間レースは、5月8日に富士スピードウェイでの公式テストをはさみ5月24~26日に開催される。

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